都内工場での一貫生産。トミナガならではの高い品質管理・迅速な対応を実現
第一製造部は、DTP業務から刷版出力業務までを担う、印刷の前工程(プリプレス)の部門です。
印刷部門が良い印刷物をあげるためには、上手な製版処理をした刷版が必要不可欠です。
弊社のDTPは、長年培ってきたアナログ製版の伝統を受け継ぎ、印刷した時により美しく仕上がるための製版技術のノウハウを生かした製品作りを心がけております。
また、日進月歩で変わりゆく様々な印刷技術や業界の動向の変化に対応し、常に新しいことにチャレンジする姿勢も忘れません。
「誰でも出来る」ことから「誰にも出来ない」ことへの挑戦。製版の形がアナログからデジタルに代わっても、『製版職人』として技術・技能に磨きをかけ、お客様に喜んでいただける『好品質(LOVE QUALITY)』を提供させていただきます。
弊社では、お客様からお預かりしたデータのプレフライト(出力前の確認作業)を徹底して行うことにより、お客様よりお預かりしたデータが印刷物として問題ないか検証し、必要に応じて修正、調整を行います。
【使用設備】
・PC:Apple Mac mini(macOS Monterey)
・モニター:BenQ SW2700
※モニターのキャリブレーションは測色機「XRite i1 Pro2」を使用し、定期的に測定を行っております。
・アプリケーション:Adobe Creative Cloud(その他アプリケーションについてはお問い合わせください)
・フォント:Morisawa Passport(その他フォントについてはお問い合わせください)
弊社の印刷物は、Japan Color 2001(※)基準の標準化をしておりますので、DTP環境に於いてもJapan Color 2001を基準としたカラーマネージメントを行っております。
(※)コート紙をベースとした基準。
【使用設備】
大判プリンター
・EPSON SureColor SC-P8050(B0 plus)×2台
カラーマネージメントシステム
・EFI Fiery XF(ソフトウェアRIP)
・i1Pro 2(分光測色機)
・i1iO 2(自動測色テーブル)
入稿データを基に、誤った箇所がないかを検査した後に、次工程の面付作業に移ります。そこで使用しているのが検版システムです。
入稿時に添付されてきたお客様で出力されたゲラや入稿データと、弊社で出力したインクジェットやゲラとを、カメラ撮りしてデータ化します。
それをPC上で重ね合わせ、異なる箇所を自動的にマーキングし、画面を交互に切り替えながら確認するシステムです。
PCが異なる箇所を限定してチェックするので、従来の目視によるあおり検版に比べ、見落としや作業時間が軽減されています。
また、軽減された時間を、誤字・脱字などの内容確認に費やす事で、より間違いのない製品をご提供することが出来ます。
【使用設備】
・検版システム:プロスパークリエイティブ TOP STAR Type M
オンデマンド印刷機は、乾式トナーを用いたレーザー方式で印刷します。
オフセット印刷機に比べると、版を必要とせず、予備紙も少なくて済みますので、極小ロットの印刷物や、乾燥時間を必要とせず後工程に回せるので、短納期の印刷などにメリットがあります。
【使用設備】
・デジタル印刷機:コニカミノルタ AccurioPress C4080
パッケージ、POP、ステッカーなど厚紙素材の試作・加工・少量生産に最適な機械です。
【使用設備】
・グラフテック FS4500-60 加工可能サイズ:A1
校了後、DTP編集部門で作成した印刷用PDFの面付作業を行い、オフセット印刷で使用する刷版を出力する工程です。
出力のワークフローを一元管理するシステム「DIALIBREⅢ」によるホットフォルダー管理により、効率のよい出力作業を実現しています。
【使用設備】
・CTPサーマルプレートセッター MADIAS typeR
・プリプレスワークフローシステム:三菱製紙 DIALIBRE Ⅲ
・RIP:三菱製紙 SDP RIP 10
・面付ソフト:KODAK PREPS 7
第二製造部は印刷業務(プレス)から製本(ポストプレス)までを行うものづくり部門です。
前工程できれいに仕上げた色を忠実に再現し、形にするのが印刷です。
機械の進化にともない印刷機の操作は古い機械に比べてやりやすくはなりましたが、最終的に色を決めるのはオペレーターの技術になります。
印刷から完全な製品に仕上げるのが製本です。
断裁から高度な折までを自社で行います。
梱包や小分け等お客様の手に渡る最終工程として、丁寧に製品を作ることを心がけています。
トミナガのスローガンである『好品質(LOVE QUALITY)』はオペレーターの日々の精進によってつくられます。
菊半裁枚葉オフセット5色機(LED-UV・インターデッキ搭載)
・印刷自己学習装置(KHS-AI)搭載
自己学習機能により、常に最適な設定を自動的に行います。
それにより、どのオペレータが操作しても安定した品質、スピードを保つことができます。
・最高印刷速度16,500回転(1時間当たり)で印刷が可能
・従来の油性インキでは印刷することのできなかった、メタリック系特殊紙、合成紙、PP・PET系の加工紙にも印刷が可能です。
・5色機の特性を活かし、ニス引き(グロス・マット・剥離)や白引きなどをワンパスで印刷することができます。
さらにインターデッキ(胴間乾燥システム)を使用することによって、クリアファイル等の白引きが更に白く印刷可能です。
・厚紙(サンカード40kg・紙厚0.52mm迄)の印刷に対応しています。
・全自動刷版交換装置(Full-APC)搭載+爪台上下レス構成の採用により、飛躍的な切り替え時間の短縮を実現し、品質の安定化をはかっています。
・印刷自己学習装置(KHS-AI)搭載
自己学習機能により、常に最適な設定を自動的に行います。
それにより、どのオペレータが操作しても安定した品質、スピードを保つことができます。
・最高印刷速度15,000回転(1時間当たり)で印刷が可能
・KHS-AI+LED-UVの組み合わせ枚数の多い印刷も安定した品質を保てます。
・厚紙(サンカード40kg・紙厚0.52mm迄)の印刷に対応しています。
・全自動刷版交換装置(Full-APC)搭載、品質の安定化、処理スピードUPをはかっています。
【使用設備】
・KOMORI LITHRON S26 4色機
・厚紙(サンカード40kg・紙厚0.52mm迄)の印刷に対応しています。
・厚紙の特色印刷に対応しています。
・厚紙から薄物への一発切り替えにより、通常の薄紙印刷0.05mm(上質45kg)まで対応します。
・全自動刷版交換装置(Full-APC)搭載、品質の安定化、処理スピードUPをはかっています。
【使用設備】
・KOMORI LITHRON S26 4色機
・あらゆる印刷物に対応する万能機で、カラー印刷はもとより、特色多色印刷、伝票印刷等、幅広い分野に対応しています。
・0.34mmまでの厚紙印刷に対応しています。
【使用設備】
・KOMORI LITHRON 26 4色機
・以前は職人が感覚で行っていた特色のインキ配合を機械化することで、色の安定化を行います。
・インキの配合量をデータで保管し、増刷の際も以前の色と同じ色で印刷することが可能です。
【使用設備】
・芝橋 RAINBOW RW-7型
・製本の基本となる断裁機です。正確な断裁ができるよう、刃の整備を心掛けています。
・後工程に折がある場合、仕上がり時に最良の状態になる様断裁するのがオペレーターの技術です。
【使用設備】
・永井機械製作所 マーキスコンピューター断裁機 NC-80HHD7
断裁機 SC-100Z
・両引きスウィング駆動の断裁機。
・インバーターが搭載しており厚紙やPP加工など高精度で断裁が出来ます。
【使用設備】
イトーテック SC-100Z
筋入れ折機 CRF-362
・筋入れと折り加工がワンパスで可能です。
・メニューやスタンプカードなど、厚手の用紙の筋入れ加工・折り加工が可能です。折り曲げ加工に最適で、ひび割れを防ぎます。
【使用設備】
HORIZON CRF-362
穿孔機 XA-2
・3mm~8mmドリル径の穴あけが可能です。
・多様の業務内容にも対応できます。
・角丸加工も対応しております。
【使用設備】
ウチダテクノ XA-2
・2ツ折、3ツ折の基本的な折はもちろん、両観音折、蛇腹折(6山)、DM折などあらゆる折加工ができます。
【使用設備】
・HORIZON AFC-566FKT
製品開発室では、フラッドベッド型UVインクジェットプリンタや、レーザ加工機、カッティングプロッタを用い、ものづくりを行っています。
これらの機械は版や型が不要なため、試作が簡便にでき、小ロット・多品種製品の製作に威力を発揮します。
しかも、木材・アクリル・紙・皮革・プラスチック・金属等、様々な素材に印刷・加工をすることができます。
※詳しくはお問い合わせください。
UV-LED硬化フラットベッドインクジェットプリンタ
弊社のUVフラットベッドインクジェットプリンタは、アクリルや木材、金属など硬質な素材に印刷が可能です。
インクは発色、対擦過性が高い硬質UV6色(C・M・Y・K・Lc・Lm)を使用することにより、色再現性に優れ、より滑らかなグラデーションや自然な発色を表現することができます。
さらに、アクリル素材などに用いる白印刷は、カラーと同時に印刷するため見当精度が向上します。
【設置台数】5台
設備機械名:ミマキ UJF-6042MkⅡ
印刷可能絵柄サイズ:610mm×420mmまで
CO2レーザー加工機
レーザー加工機は、レーザー光でさまざまな素材に「カット・彫刻」などの加工ができるデジタル工作機械です。
その機能から別名、レーザーカッター、レーザー彫刻機、レーザー刻印機とも呼ばれています。
弊社では主に、アクリル素材への加工を行っていますが、その他に、紙・木材・皮革など様々な素材への加工を行うことも可能です。
【設置台数】5台
機械設備名:trotec speedy360 CO2レーザー【4台】
加工可能サイズ:810×506mmまで
trotec speedy400flexx CO2レーザー&ファイバーレーザー【1台】
加工可能サイズ:1,000×608mmまで